お金がなかなか貯まらないと悩んでいませんか?
貯まらないのには理由があって、先に貯金を確保しないからです。
余ったお金を貯金に回しているようでは、計画性がなくいつまで経っても貯まりません。
お金は、給与から天引きで貯めるのが鉄則です。
手取り収入に対して無理なく貯めることのできる割合を考え、毎月積立てしていく必要があります。
手取り収入に対しての貯金の割合は、20%を目標にしましょう。
20万円なら4万円、30万円なら6万円です。
我が家で実践しているお金を貯めるコツを紹介していきます。
最後までお付き合いくださいね。
お金を貯める目的を持つ
「貯める目的」を持たなければお金は貯まりません。
気がついたらお金が貯まっていたなんていう魔法はこの世には存在しません
お金を貯めてどうしたいのかという具体的なイメージを持つことが大切です。ただ漠然と貯めようとしているだけでは、一向に出費が減ることはありません。
お金に好かれるには、もっとお金のことを考えましょう。
「お金が好き」という気持ちが強ければ、お金の行き先を考えます。
言い換えれば、考えてお金の使うようになるということです。
お金が余ったらでは貯まらない
独身時代から夫婦そろって余ったお金を貯金するというスタイルだったので、貯金という貯金をもったことがありません。
要するに、あればあるだけ使ってしまう浪費家タイプです。
使い道を考えてお金を使わないので、必要なこと以外の出費が多かったのだと反省しています。
子供が生まれてから、教育費に予想以上にお金がかかることを目の当たりにしました。
必要な時にお金がないことで、選択の幅が極端に狭くなります。
選択権を放棄することと一緒です。
お金がないことを理由に「子供の未来」が途絶されてしまうことは、親としては後悔しきれません。
これじゃいけないということで、気持ち新たにお金を貯める決意をしたのです。
子育てに限らず人生においてお金があることは有利なことです。
手取り収入の10~20%を積立て貯金
毎月の積立ては、金額ではなく割合で決めましょう。
積立てをやり始めの頃は、気持ちだけ先走って収入に見合わない金額を設定していましたた。
結局、手元に残るお金では足りなくなってしまい何度も挫折の繰り返しでした。
1度積立てを解約してしまうと、我慢していた反動でドカ買に走ってしまいます。
貯金に無理は禁物で絶対に長続きしません。
金額ではなく割合で決めること、いつもより収入が少ない月でも見合わない額を貯金することなく一定の割合で維持していくことができます。
貯金はコツコツと続けた者勝ちです。
金融広報中央委員会の調査結果を見ると、手取り額の5~20%程度を貯金しています。
年間手取り収入からの貯蓄割合
▼世帯主の年令別
| 世帯主の年令 | 平均(%) |
| 20歳代 | 15 |
| 30歳代 | 12 |
| 40歳代 | 10 |
| 50歳代 | 9 |
| 60歳代 | 7 |
| 70歳代 | 6 |
(家計の金融行動に関する世論調査【二人以上世帯調査】平成30年から作成)
▼年間収入別
| 年間収入 | 平均(%) |
| 収入なし | 0 |
| 300万円未満 | 4 |
| 300~500万円未満 | 7 |
| 500~750万円未満 | 10 |
| 750~1,000万円未満 | 11 |
| 1,000~1,200万円未満 | 14 |
| 1,200万円以上 | 18 |
(家計の金融行動に関する世論調査【二人以上世帯調査】平成30年から作成)
我が家の場合、検証に検証を重ね導き出された最適な割合が手取り収入の10%です。
調査結果と我が家の検証結果を比べてみても確かにこの辺りが妥当な割合です。
まずは、最低の5%を目標にして貯金をはじめてみましょう。
支出を見える化
お金の貯まらない人は、お金の出入りを把握しやすいよう支出を見える化しましょう。
見える化できない人は、お金を貯める意志が弱い人です。
貯めたいと考えていても、心の底では使えるお金を制限されることを嫌っています。
お金にコントロールされるのではなく、お金をコントロールすることがお金を貯めるコツです。
我が家の1ヶ月の支出内訳
家族構成と収入あれこれ
- ともぞう43歳
- 妻37歳
- 小学3年と1年の男の兄弟
- 世帯の手取り収入月平均49万円
- ボーナスは年2回(100万)
- 住宅ローンの残り3,000万円
ボーナスは固定資産税や車の維持費、衣服、医療費などの出費に備え手をつけないで蓄えています。交通費は、会社からの支給分で補えています。
▼黄金の家計費割合
- 貯金 49,000円 10%
- 住宅ローン 122,500円 25%
- 食費 73,500円 15%
- 保険料 29,400円 6%
- 通信費 9,800円 2%
- 光熱費 29,400円 6%
- 雑費 19,600円 4%
- 私立小学校学費 78,400円 16%
- 塾 49,000円 10%
- お小遣い(夫婦2人分) 29,400円 6%
我が家の場合、教育費と住宅ローンにお金を使い過ぎているので、余裕のあるご家庭では10%以上の貯金を目指してください。
支出から逆算してみても貯金額の5%~20%は現実的で、達成するのには難しくない金額です。
毎月の支出はそれほど大きく変わるものではないので、1度、見える化することをおすすめします。
こんな感じで固定費や変動費の支出も割合で決めておくと、お金のコントロールがしやすくなります。
見える化することで、不必要な出費を見つけ出すこともできます。
自分に必要なものだけにお金を使うことを習慣づけましょう。
お金を借りたい銀行に貯金する
銀行はお金を預ける場所でもありますが、お金を借りる場所でもあります。
銀行からお金を借りるメリットは、金利が安いことです。
将来、家を建てたり起業する予定はありますか?
長い人生です。今はそのつもりがなくても、この先にどうなるかわかりません。
必要な時にお金を借りやすくするために、今からコツコツとお金を預けておけば「信用」という評価が積み重なります。
銀行に限らず誰でも信用の「ある人」に貸したくなるものです。
信用という実績の「ない人」は明日どうなるかわかりません。
どんなに手堅い人でも、昨日や今日知り会ったばかりの人の中身まではわかりません。
銀行は今までの取引履歴でしか判断できないので「確実にしっかり返済してくれる人」と判断した人にしかお金を貸してくれません。
銀行はお金を預ける場所であり、お金を借りる場所でもあるのです。
預けるならメガバンクより信用金庫
僕には脱サラして起業したいという夢があります。将来のことを視野に入れて、メガバンクではなく近所の信用金庫にお金を預けています。
メガバンクは僕みたいなしがないサラリーマンには、お金を貸してくれません。
メガバンクが好むのは、大企業のサラリーマンや公務員です。
その点、地域に密着した信用金庫は弱者に優しく親身になって相談にのってくれます。
お金を貸してくれるのは、信用金庫です。
来るべき日を見越して、給与振込み口座や積立てもすべて信用金庫に統一しています。
まとめ
- 先に貯金する
- 貯金は金額ではなく割合で決める
- お金を借りたい銀行に預ける
- メガバンクより信用金庫
- 実績を積んで信頼を作っておく
余ったら貯めるなんて考えでは、いつまで経ってもお金は貯まりません。
夫婦でお金を貯める目的を話し合うことは、将来の為に必要なことです。
「お金がある=選択枠が多い=不安がない」です。
お金をコントロールして不安の少ない人生を送りましょう。
現場から、ともぞうがお届けしました。
おしまいっ



